フローレンスの苦悩

人生は、呑気な楽しい休日でも、気の利いた言葉が並べられている書物でもありません。進み続けない限り、退廃していくのが人間です。

オニヤンマ論争

お疲れ様です。

 

今日、会社の倉庫での出来事。資材確認のために入り口を開けたら、窓辺からバタバタと羽音が聞こえてきたので、そっと近づくと一匹のトンボがもがいていました。

 

昨日、迷い込んでしまったのでしょうか?手で捕まえるほどに弱っていました。元気になるか分かりませんが、とりあえず外に出して、草むらに放してみます。

 

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オニヤンマ…なのかな?

 

断言はできません。「黄色と黒の模様で大きいトンボ=オニヤンマ」って言うのは間違った解釈です。日本にはこの条件に当てはまるトンボが数種類います。

 

 

 

ふと、小学生の頃を思い出しました。

 

 

 

俺は、カブトムシやモンシロチョウを幼虫から成虫にするまで育てたり、図鑑にあるバッタやコオロギの仲間を網羅するほど…昆虫が大好きでした。クラスにひとりは存在する昆虫博士って感じの立ち位置だった気がします。

 

しかし、ライバルがいました。

 

幼馴染のKスケです。彼もまた、飼育や採取のプロ(笑)でした。特にトンボに関しては強かったです。

 

とある日、町にある服屋のショーウィンドウに数匹のトンボが、今日の出来事みたく、外に出れずもがいていました。ここは、営業中は常に入り口が開放されているので、入り口から入ったトンボがよくショーウィンドウに引っかかる、言わば「トンボの罠」だったのです。

 

今でも憶えている…俺は、もがいているトンボを指差して、「オニヤンマがたくさんいる」と喜んだ。

 

 

 

「これ、オニヤンマじゃないよ」

 

 

 

一緒に下校していたKスケの鋭い反論。彼曰く、お腹の先の形が違うから…これはコオニヤンマ。こっちは模様が違うし、複眼がべったりくっついているからヤブヤンマ。羽根の付け根に金緑色の模様があるのはオオヤマトンボ…この中にオニヤンマはいない!

 

まぁ…そこまで詳しく説明したかは微妙なところですけど、「この中にオニヤンマはいない」と、言ったのは確かです。

 

うん。負けず嫌いだったのでしょうね。トンボに関しては無知だった自分ですが…これだけ、それっぽいのがいて一匹もオニヤンマがいないと言う事は無い、と元も子も無い反論を返す。いや、マジで暴論だよな(笑

 

 

 

結局、勝敗はつきませんでした。

 

 

 

大学卒業後、大手電化製品メーカーに就職し、上京したKスケ。彼に会ったのは同窓会が最後…なにやら家族関係が悪化して、全く帰省していないとか…

 

もし、機会があれば…今度は酒でも飲みながら、もう一度、「オニヤンマ論争」をしたいと思った、今日この頃でした。

 

 

 

…うん、腹部の形状…模様…複眼が一点だけの接眼…うんうん、これはオニヤンマだろう…オニヤンマ…だよね?

 

自信は無い(キリッ

あれ?元昆虫博士って嘘なんじゃ…